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PythonでLEDを点滅

Pythonでプログラムを組み、GPIOに接続したLEDを点滅させる実験です。
一般に「Lチカ」と呼ばれ電子工作を行う時、ハードウエアや使用するソフトウエアの特徴を掴むために、まずはじめに実施する項目です。

LED On Off Test

追加したハードウエア

手元にあった部品を半田付けしてLEDモジュールを作成しました。

LED module
LED:抵抗入り12v用5mm赤LED
LEDと抵抗が直列に接続され赤クリアプラスティックで整形されています。
12v用ですが、3.3vで使用するとほんのり赤く点灯します。
コネクタ:ヘッダーピン用ソケットを切って使っています。

抵抗入りLEDがなければ、LEDと1kΩ程度の抵抗を直列に接続してください。コネクターは3pを使っていますが、無論、2pでOKです。


抵抗入りLEDの
 アノードがGPIO4ピンに、
 カソードがGNDピンになるよう
LEDモジュールをGPIOピンに差し込みます。

Pythonプログラム

Pythonで、LEDが点滅するプログラムを作成しました。Pythonはラズパイに標準で組み込まれており、電子工作でもよく使われています。
以下の内容のファイルを作成し、「ledonoff.py」という名称で、デスクトップに保存します。

# coding: utf-8
# --- LED点滅プログラム 2016/11/5 ---
# GPIO4 ピンにLEDを接続。
# 0.2秒間隔で10回点滅して終了する

# GPIO、タイマ関連命令読込
import RPi.GPIO as GPIO
import time

# LED設置ピンの定義
LED = 4

# GPIO LEDピンを出力に設定
GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setup(LED, GPIO.OUT, initial=GPIO.LOW)

# 0.2秒間隔のLED点滅を10回繰り返す
for count in range(10):
    GPIO.output(LED,1)
    time.sleep(0.2)
    GPIO.output(LED,0)
    time.sleep(0.2)

# GPIO リセット
GPIO.cleanup()

プログラムの実行

Pythonで、点滅プログラムを実行するには、まず、ターミナルを起動し、次の命令を実行します。

python ./Desktop/ledonoff.py

returnキーを押すとすぐにラズパイに取り付けたLEDが10回点滅します。