ロジックアナライザ C#アプリケーション (Windows用)
2021-01-30 Rev2
dsPICロジックアナライザを制御するPCアプリケーションをVisual C# で作成しました。PICkit2のロジックアナライザーの画面を参考に同等の機能をもたせています。
PC CDC用のドライバインストール
ロジックアナライザーを初めてPCのUSBに接続すると、windows10では、自動的にUSBのドライバーがインストールされます。もし、インストールには、この機器の定義ファイルが必要というメッセージが表示された場合には、Microchip社の定義ファイルを使用してください。
操作方法
- USB接続は手動です。Plug and Playではないので、表示されたCOMポートからdsPICロジックアナライザーを選び接続ボタンをクリックします。
- 4チャンネルを表示できますが、トリガの設定はCh1-Ch3の3チャンネルで、Ch4をトリガの信号源に設定することはできません。
また、動作中(Runボタンが赤背景の時)に、トリガ条件を変更することはできません。
- [現況表示]を選んでいる場合、Run ボタンをクリックすると、トリガ条件に関係なくデータ収集を行い、結果を表示します。
- トリガ待ちの時は、Run (Cancel) ボタンをクリックすると、PCから中止コマンドが送信されdsPICロジックアナライザーはコマンド待ちに戻ります。
- [連続]を選ぶと、1秒間隔で表示が新しく書き直されます。
C# 作成時の重要点
アプリケーション作成時の重要点は以下の通りです。
- シリアルデータ受信時のイベントは、PC画面のFormにあるボタンなどコントロールから発生するイベントとは別のスレッドから発生する。正常に処理するには、FormのあるUIスレッドに通知する delegate function を作成する。
- デジタル波形は pictureBox1 に表示している。マウスクリックで作成するカーソル線は、 pictureBox2 に表示している。Formより大きい pictureBox を Form 内に表示するため、 pictureBox より小さい Panel を設置し、その Panel にpictureBox1 および pictureBox2 を乗せて、 Panel にスクロールバーを取り付けている。
- Visual sutudio C# 2019 を使用
プログラム
Microchip社の定義ファイル inf.zip |
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アプリケーション(実行ファイル) LogicAnalizer2.zip |
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C# プロジェクトファイル PC_LogicAnalizerR2.zip |
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