USB - CDC Serial Emulator
CDC - Serial Emulatorは、シリアル信号(RS-232Cロジックレベル)をUSBに変換する回路です。測定器などの電子機器に多く装備されているRS-232C準拠の信号をUSBを経由してPCに取り込むためのアダプターとして良く利用されています。 このプログラムは、Microchip社のソフトウェアライブラリ MLA v2014_07_22 を元に、内部OSCで48MHzクロックを発生させる変更と、ハードウエアフロー制御を禁止する変更を行い、関連ファイルのディレクトリを整理しコンパクトにしてあります。
使用している入出力ピンは以下の通りです。
• RB5:シリアルRx
• RB7:シリアルTx
*注意*
MPLAB X プロジェクト 「B03_cdc_serial_emulator」には、PICkit3で書き込む仕様とブートローダで書き込む2通りの仕が設定されています。どちらを利用するかをメインメニューバーのIDE Configuration pull down で選んでください。
動作の確認
- PCとPICをUSBケーブルで接続します。
回路を初めてPCのUSBに接続すると、自動的にUSBのドライバーがインストールされますが、インストールには、この機器の定義ファイルが必要です。
Microchip社のCDCソフトウエアをそのまま使用しているので、Microchip社の定義ファイルを使用してください。
- 専用ソフト, Dynamic CDC Demo
PCに、プロジェクトフォルダに同梱されているdynamic_cdc_demo.exeをダブルクリックで実行します。
右図のウインドが開きます。
ファイルは、以下のディレクトリに保存されています。
B02_CDC_basicRev01
└ ¥utilities
└ ¥bin
└ dynamic_cdc_demo.exe
- 動作
PICのRB7,RB5にシリアルデータの送受信器を接続します。 専用ソフト, Dynamic CDC Demo を使用する場合は、9600bpsで文字データを送信します。シリアルデータ送受信器から送信した文字がダイアログの上部テキストボックスに表示されます。上部テキストボックスに文字をタイプし、[Send Data]ボタンをクリックすると、PICからシリアルデータ送受信器にタイプした文字が転送されてきます。
プログラム
Microchip社の定義ファイル inf.zip |
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プロジェクトファイル B03_cdc_serial_emulator.zip |
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