PICの基本回路を小さいボードに組んだ「PIC18F基本ボード」を作成しました。このボードは、思い立ったときに、簡単に、プログラムの確認することができるよう開発したものです。
PICkitなどの特別なプログラム装置がなくても実験できるよう、USB Boot LoaderでPICにプログラムを書き込みます。このため初心者の入門用にも適したボードです。 さらに、マイクロチップ社のUSB評価ボードとも互換性を持っているため、多くのプログラムがそのまま動作、確認することが可能です。
USB Bootloaderプログラムさえ、PICに書き込んであれば、開発したプログラムをPICkitを使用して書き込む必要はなくなります。MPLABのような無償の開発プログラムを使えば、初期投資なしに、PICプログラムの実験が可能です。 このことが、Bootloaderを書き込んだマイコンチップが、雑誌の付録に採用される理由です。
私の場合、すでにPICkit 2を持っているのですから、わざわざBootloaderを使用する必要はありません。 だいいち、元となる BootloaderプログラムをPICに書き込むには、PICkitを使用するか、すでにBootloaderが書き込まれているPICを購入しなければなりません。しかし、BootloaderはUSB機能を使用する最も簡単な例の一つであり、以下の利点もあります。
下記 HEXコードを書き込んだBootloaderプログラムは、以下の動作を行います。
Bootloaderプログラムは、ご本家マイクロチップ社のホームページからダウンロードした「HID Bootloader PIC18 Non J」です。以下の2つのファイルがまとめて圧縮した Zipファイル にしてあります。
HEXコード -- HID_BL_PIC.hex ← PICkit 2でPICに書き込む
PCアプ -- HIDBootLoader.exe ← PCにインストールする
USB Bootloader.zip |