dsPIC33Fの基本動作から応用プログラムまでを学びます。

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dsPIC
その他
Starter Kit for dsPIC にLCD表示を取り付け (ハードの改造)

dsPIC Starter Kit は、dsPICの能力を確かめるに必要なほぼすべての 機能がコンパクトに取り付けられています。ただ、残念なことに、そのままでは、計算結果などを示すLCD表示を取り付けることができません。 dsPICには空きピンがたくさんあるのですが、その空きピンが外部に出ていません。ピンを引き出すコネクター自体がないのです。
 LCD表示が必要だったので、dsPICのシリアル送受信端子を無理やり外に引き出しました。なるべく変更作業が簡単で、ボードに無理のかからないように、以下の改造をしましたので紹介します。

 LCD表示器を動作させるプログラムは、次のページ に示しました。

*注意*
この改修を行うと、メーカーの正規保障は受けられなくなります。各自の責任で行ってください。

回路の改修

LCD用コネクタと汎用入力コネクタは、L型ピンヘッダを基板にスーパセメダインで接着した後で目的ピンとワイヤまたは直接半田付けします。

追加した5ヶのピンヘッダの各信号名は以下の通りです。

J2 HOST ICSP
Pin 信号名
1 HOST_ICSP_MCLR
2 +3.3V
3 GND
4 HOST_ICSP_PGD
5 HOST_ICSP_PGC
6  
J3 EEPROM ICSP
Pin 信号名
1 FLASH_+3.3V
2 REG_OFF
3 APP_CHIP_SELECT_SERIAL_EEPROM
4 TARGET_MCLR
5 HOST_ICSP_MCLR
6 GND
7 SWITCH_TO_TARGET+3.3V
8 APP_MASTER_SPI_SDO
9 APP_MASTER_SPI_SDI
10 APP_MASTER_SPI_SCK
J4 TARGET ICSP
Pin 信号名
1 TARGET_MCLR
2 SWITCHED_+3.3V
3 GND
4 TARGET_DATA
5 TARGET_CLOCK
6 SWITCH_TO_TARGET_;3.3V
7 HOST_ICSP_MCLR
シリアル入出力
Pin 信号名
1 SWITCHED_+3.3V
2 HOST_ASYNC_SERIAL_RX1
3 HOST_ASYNC_SERIAL_TX1
4 GND
汎用入力
Pin 信号名
1 VOUT_TEMPERATUR_SENCOR
2 SWITCHED_+3.3V
3 GND

*注意*
J2にPICkitを接続すれば、Debug/Proguram用のPIC18F67J50のプログラムを変更することも可能です。 変更する前には、購入時の内容に書き戻せるようPIC18F67J50のプログラム内容をダウンロードし保存しておくのを忘れないように注意してください。
 J4にPICkitを接続すれば、dsPIC33FJ256GP506のプログラムを変更することも可能です。 変更するときは、ボードに搭載されているDebug/Proguram用のPIC18F67J50が動作しないように、HOST_ICSP_MCLRをGNDレベルにする必要があります。