PIC16F1455の基本動作から応用プログラムまでを学びます。

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USB CDC - Basic Demo

PIC16F1455は、USB回路を内蔵した最小のPICです。 ここでは、USBの中でも最も利用しやすいCDC(Comunication Device Class)の例をMaicrochip社の公開サンプル「Device - CDC - Basic Demo 」をPIC16F1455に修正しました。   今回取り上げたCDC - Basic Demoは、PCのUSBをVirtual COM Port(VCP)として使用し、PICと通信するためのアプリケーションです。PICからのデータは、「X-CTU」や「TeraTerm」などの通信ソフトで送受信し出来ますが、Maicrochip社が配布している専用ソフト, Dynamic CDC Demo.zip,でも機能の確認をすることができます。  Maicrochip社の公開サンプルは、多くのPIC型番に対応しているため、不必要なファイルが沢山含まれており移植が複雑です。CDC - Serial Emulator 16F1455同様に、PIC16F1455に関係のないファイルを削除し、掲載したzipファイルだけでプログラムが完結するよう再構成しました。PIC16F145xの特徴である強化された内部発振機能を活かし、Active Clock Tuning (ACT)も有効にし、X-tal発振子は使用していません。

CDC - Basic Demo 使用の注意

Windowsパソコンを使う場合

  1. LPICからのUSBデータは、X-CTU」や「TeraTerm」などの通信ソフトで受け取ります。
  2. 回路を初めてPCのUSBに接続すると、自動的にUSBのドライバーがインストールされますが、インストールには、この機器の定義ファイルが必要です。Microchip社のCDCソフトウエアをそのまま使用しているので、以下のファイルを使用してください。

定義ファイル inf.zip

プログラムの動作

  1. PICのMCLR(RA3)に接続されたPushSWを押すと「Button Pressed -- 」とPCに表示されます。
  2. PCからASCII文字を送信すると、その文字の次の文字が、エコーバックされます。

XC8 プロジェクト L05_CDC - Basic Demo.zip

<回路図>